2013年04月20日

682-3W5D

682LABの新作カスタムIEMの製作を開始しました。シェルの作成から音道チューブの処理、ドライバの選定、ネットワークの調整を含めて完全オリジナルの新作です!(笑
使用ドライバは低域に38AM007M/8A、中域に17A003、高域にED-29689をパラレル接続の3Way 3Unit 5Driverということで682-3W5Dという型番を付けておきます。

シェルの音道部分は3ポート分割にしました、普通なら2ポートにして、内部で複数のドライバを1ポートとかにまとめるのですが、音道チューブの長さで位相の変化が発生し位相が乱れるのを防ぐために今回は音道部分を3つにしました。ただ、内径2mmの穴を3つもあける余裕はないので1つを内径1.7mm、2つを内径2mmの穴に1してあります。

DSC00127.JPG

右が従来の2ポート、左が今回採用した3ポート、この3ポートは内径2mmの2ポートに低域と高域のドライバを接続し、内径1.7mmには中域を繋げます、中域はフィルタレスでいきますので細い音道チューブでわざと減衰させてフィルタの代わりにします。

次は、ネットワークの調整、まずは低域と中域の調整をしていきます。デフォルトの状態が以下です。低域の38AMには1000Hz位まで、1000Hzからの中域には17A003に担ってもらいます。両方とも高域はまったく伸びていませんので高域には別途ED-29689を割り当てます。

0420-01.jpg

まずは低域の38AMのネットワークをどうするか、先ほどの2つの比較を見るとそれほど音圧差はないのでなるべく直列に高めの抵抗は入れたくない、ただ中域以降は音の被りを防ぐために音圧を落としたいので、今回はローパスフィルタで行くことにします。1000Hz前後でクロスさせたいので、まずは700Hzと1000Hzで作って音を比較してみました。

0420-02.jpg

700Hzの方が早めに減衰するので1000Hzに比べると低域が結構弱めになります。17A003も繋げて聴いてみると700Hzだとあきらかに低域不足を感じるので38AMのローパスは1000Hzに決めました。

次に中域の17A003ですがこいつには音響フィルタは使わないのでネットワークと音道チューブで調整する形になります。但し、今使ってるネットワーク治具のチューブは内径2mmなので、本来つなぐつもりの内径1.7mmとはちょっと結果がかわるかもしれません、まあそれは最終的に微調整しようと思います。

赤は38AMにLPFを付けて17A003はスルーで接続したもので、青は38AMにLPFを付けて17A003は10Ωを直列接続したもの、この1000Hzのディップの深さでかなり低域が変わります。ディップが深いほど低域寄りになります。この状態で聴くと17A003の方がバランスがいいです、10Ω直列だと低域が強調されすぎな感じもする、ただこれは個人の好き好みによってくると、高域が追加されるとまたバランスが変わってくると思うので、10Ωの方がよくなったりするかもしれません。

0420-03.jpg

とりあえず、38AM 1000Hz LPFに17A003のスルー付けをベースに高域のED-29689のネットワークを調整していこうと思います。

ちなみに以下はLPFが700Hzの特性値、赤が赤は38AMに700Hz LPFを付けて17A003はスルー、青は赤は38AMに700Hz LPFを付けて17A003は30Ω、30Ω直列接続は中域以降もかなり減衰していますが、高域を3000ぐらいでクロスさせるならこれでも良さそう、しかし今回は高域は6000〜7000ぐらいでクロスさせるつもりです。

次回は高域のネットワーク調整と音道チューブの調整を行います。
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posted by 682 at 19:04| Comment(0) | CIEM Work Logs 682-3W5D | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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