2013年03月25日

位相編

以前、組立て工作員さんのblogでどうしても中域でディツプができて、片方のドライバを逆相接続にするとディツプが解消されるけど、その理由がわからないと書かれていましたので、解説してみたいと思います。ただ、自分なりに調べた結果で内容で正しいかどうかはその道のプロではないので分りません。

組立て工作員さんの記事は以下になります。
UE7proプロト作成 その1「位相編

音とは空気中で起こった何らかの振動が波のように伝わっていくものです。そしてこの波の部分が完全に逆転してしまった状態を、「逆相」や「逆位相」あるいは「位相の反転」などと呼びます。但し、この逆相の音は単独では意味をなさず、元の音と重なった時に変化が現れます。同じ位相の音が重なると音が大きなり、逆相の音が重なると音同士が打ち消しあいます。

これがどうIEMの特性に影響を及ぼすかを説明します。下図の見てください、仮にHighドラとLowドラの2way構成があったとします。このとき、HighドラとLowドラの音道チューブは同じ長さにします、音道チューブを通って耳に届く音は同位相になります。

同位相.JPG

次に下図を見てください、今度はHighドラとLowドラの音道チューブが異なってる場合、この長さにより音が耳に届く距離が変わりそれによって耳に届いた時の位相に変化が現れます。この音道チューブの長さによって音が届いた時に位相がHighドラとLowドラで逆相になってしまった場合ディップが生じてしまいます。

逆位相.JPG

次に下図を見てください、Lowドラを逆相で接続することでHighドラに対してLowドラが逆相になりますが、音道チューブを通って届いた音は最終的に同位相になり、ディップが解消されます。

逆位相接続.JPG

このディツプが発生する周波数は計算式で出せるらしいですが難しいのでパスします。周波数特性を計測して不自然なディップがあった場合は音道チューブの長さによる位相変化と考えて逆位相にして再計測してみるといいと思います。
ラベル:自作IEM
posted by 682 at 10:33| Comment(2) | CIEM Tips ネットワーク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
682さん こんばんは

解説ありがとうございます。
ツィーターの位相が変化しないなら、ウーファーを逆相にすれば位相ずれは改善される可能性が有ったという事ですかね。

やはりウーファーとツィーターの音導チューブは同じ長さにするのがよさそうですね。

ただ、どのBAドライバでもデイップが出来るわけで無く、2015とDTECで起きやすいのが気になる所です。CIとかはその辺考えなくても割と綺麗な波形になるのですがw
Posted by 組立工作員 at 2013年03月25日 21:42
ドライバによって変わるのは、これも予測ですが、音圧が関係してるんじゃないでしょうか?打ち消しあうためには、双方が同じ音圧でないと駄目だと思います。2015とDTECは比較的にTWFKと音圧が近く打ち消しやすい、逆にCIはTWFKより音圧が高いため完全に打ち消しあわずにディップがでにくい?
まあ深く考えずにとりあえずはディップがでたら接続を変えて位相をチェックしてみると覚えておけばいいのかなと・・・
Posted by 682 at 2013年03月25日 22:10
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