2013年05月19日

682-44SP

CIEMコンペの作品などいろいろ作るものが溜まっていますが、個人的にも気になる44A004を使ったIEM作成に着手しました。事の発端はヘッドホン祭りで84さんと話してるときに44A004の音が気になるという話がでてきて、44A004自体をメインで使ってるIEMもないし、じゃあ44A004の音を試してみる意味もこめて作ってみようかなという事になりました。目的としては44A004の存在を消さないようにメインに据えたIEMを作成することです、なので、メインのドライバがあってそれに補助的に44A004を追加するのではなく、44A004をメインに考えて、それに足りない帯域を他のドライバで補う形で作っていきます。

まず根本的な問題として44A004の音圧が非常に低いので組み合わせられるドライバが限られる、音圧が高いドライバを使うと44A004自体の存在が薄れるので使いたくない、音圧を44A004で揃えるにしても限度があるので、なるべく音圧が近いものを選ぶ。
候補として低域にDTECの1発であるTECを選択、高域にはTWFKの高域側であるWBFKを選択しました、44A004自体は中高域向けのドライバですが、思ったより高域が出ないとの話なので、高域が不足してるときにはWBFKを追加しようと思います。

まず44A004の周波数特性値です、赤がノーマルの状態、音道チューブは内径1.5mmで長さは1.7mmになります。1つ目のピークが2800Hz位で2つ目のピークが4100Hz、そこから右肩下がりになります。特性値でみると十分高域も伸びてるんですが、実際の視聴上、この伸びが感じられるのかが問題です。青は750Hzのローカットを追加したものです。

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次はTECです、赤がノーマルの状態で音道チューブは44A004と同じです、高域はまったく出てませんね、中低域用のドライバです。青は250Hzのハイカットを追加したものです。

0519-02.jpg

次はフィルタを追加した状態で44A004とTECを重ねた特性値です。2000Hz位でクロスする感じになります。

0519-03.jpg

次は44A004とTECを組み合わせた特性値になります。赤が44A004 750 HPFと TEC 250 LPFを組み合わせた値で、青が44A004 750 HPFと TEC スルーになります。(青は44A004をスルーにしたときの特性値の間違いでした)スルーにしたときに方が低域が減衰しています、これは位相の関係かな?まだ位相は測っていないので、ちょっと調べてみようと思います。音の傾向としては赤は中低域の量感が厚く音場が広いです、青は赤と比べると中低域が抑えられタイトで締まった低域になっており、ボーカルがクリアになり赤よりも中域よりになっています。

0519-04.jpg

最後にこの状態にWBFKの特性値が無いので代わりにTWFKを重ねたもの。8kHz以降をWBFKに任せるとより高域が伸びるIEMになりそうです。当初の期待通りのIEMになりそうです。

0519-05.jpg

Twitter上でntaqさんから44A004は1個なんだ、2個かと思ってたと言われたのですが、実は1個にしたのはまだ出来上がってもいないのに682-44SPのv2の構想があるからです(笑
682-44SPの出来がよければ682-44SPv2を作ろうかなと考えおり、構成は中低域にDTEC1発、中域に44A004x2、高域にTWFKを使った8ドラ3ウェイ、682-44SPよりも、より厚みのある音になるんじゃないかと妄想しています。
ラベル:Work Logs 自作IEM
posted by 682 at 10:47| Comment(0) | CIEM Work Logs 682-44SP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月15日

クリアシェル完成!

いろいろ試行錯誤を重ねて、自作勢の夢のクリアシェル作成に一歩近づきました。
クリアシェルを作成するためには、まず既存の369樹脂では黄透明なので、369樹脂に代わる透明樹脂が必要になります。透明樹脂の入手方法は国内ですと東邦産業が出してるUV-COAT HARD-1500などで100gで約3700円と非常にお高いです。他ではAliExpressから買える医療用イヤーモールドのUV樹脂で30mlチューブ3本で約38$、今だと日本円で3800円と、こちらも高いです。ちなみに、このAliExpressは1Kg缶もあってそちらは送料込みで203$と100mg直すと2000円と少しお買い得になります。その他では中国のIEMを作ってるガレージメーカーが販売してる医療グレードのUV樹脂があり、タオバオから購入できますが代行業者が必須です。

透明なUV樹脂が手に入っても今度は硬化不良との戦いになります。透明樹脂は硬化速度が非常に早く、どうしても硬化しない部分ができてしまい、穴あきのシェルになったりします。この硬化不良をどう防ぐかが課題になります。

硬化不良ができるのは硬化時間が早いため、すぐ硬化する部分としない部分の場所ができ、硬化しにくい部分で硬化不良が起きて穴があいてしまいます。なので、色つき樹脂みたく硬化に時間がかかれば満遍なく全体に紫外線があたり硬化不良が回避できますので、メス型を作るときに通常のメス型より型を大きく作って紫外線の透過率を下げて硬化しにくくさせます。これによって色をつけてなくて硬化させるのに数分かかるようになり、綺麗に全体が硬化するようになります。

上記の手法で作ったクリアシェルです。出来栄えは問題無さそうです、次のIEMはこのクリアシェルを使って作成してみます。

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ラベル:自作IEM
posted by 682 at 23:14| Comment(0) | Custom IEM | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今後の予定

祭りも終わりちょっと英語の勉強再開で代わりにIEM製作は小休止中。6/23のTOEIC受けようと思ってたけどあまり勉強できなかったので7/21に変更しました、1/13に受けてから約5ヶ月ぶり、頑張らないと!

カスタムIEMの方はヘッドホン祭りで視聴してもらって戴いた意見を反映させて、今よりもう少し中低域を絞った感じで作ってみようと思います。感じとしては、低域は今より押さえて引き締まった感じの低域にして、高域は5k〜10kにかけて今よりもブーストしていく感じにして、ロックやポップスに向いた方向のIEMに仕上げようかなと思います。

他はBKシリーズを使った格安IEM、だけど良い音するよ!シリーズと44Aを使ったIEM、これは84さんから44Aの音を聞いてみたいと話があったので、なるべく44Aの音を殺さないようにしたIEMを作ってみようかなと思います。今のところ、低域にDTECの半分のTEC、中域に44A、高域にWBFKの3Way4Driverの予定です。

あとは、ポタ研に向けて企画されてる自作CIEMコンペの作品、これはヘッドホン祭りのときにでた話で、ドライバは皆共通にして、他は自由に製作して出来上がりの違いを比較しようという企画です。既に使うドライバは決定しててCIx2とED-29689x1の3ドライバを好きなように組み合わせて好きなようにネットワークを組み込んで、作成者毎の違いを楽しもうというものです。参加者は随時募集中ですので気軽にお問い合わせください!
ラベル:自作IEM
posted by 682 at 12:56| Comment(2) | Custom IEM | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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